- 手先から肩まで軽い圧でなでさする
- 手首からひじまでやや強めの圧でなでさする
- 手を左右に開いてストレッチ
- 指を一本ずつ小さな円を描くようにしてもみほぐす
STEP 1:全体を温めるエフルラージュ(撫でる手技)
まずは、腕全体を温め、筋肉をリラックスさせることから始めます。
指先から肩まで: 施術者の手のひら全体で、クライアントの指先から手のひら、前腕、上腕、そして肩へと、ゆっくりとオイルを塗布しながら撫で上げます。

優しいタッチで: 強い力は入れず、優しく、滑らかに撫でるのがポイントです。リンパの流れを意識して、指先から心臓に向かって流すように行いましょう。この手技は、施術の導入だけでなく、各手技のつなぎとしても使用します。
STEP 2:前腕の筋肉をほぐすペトリサージュ(揉捏法)
前腕は、PC作業などで硬くなりやすい部位です。ここを丁寧にほぐすことで、手首や指の疲れを和らげます。

両手で揉みほぐす: クライアントの前腕を両手でつかみ、ぞうきんを絞るように交互に揉みほぐします。
親指で深く: 前腕の内側と外側にある筋肉の溝を、親指の腹でゆっくりと深く圧迫しながらマッサージします。特に、手首に近い部分は入念に行いましょう。
STEP 3:上腕の筋肉を解放するニーディング
上腕(二の腕)は、肩の疲れと密接に関わっています。ここをほぐすことで、肩や首の緊張も和らぎます。
全体を揉みほぐす: 上腕の筋肉を両手で大きくつかみ、ニーディング(こねる)ように揉みほぐします。
ローリング: 上腕の筋肉を両手で挟み、ぞうきんを絞るようにねじりながら、筋肉の繊維をほぐします。
STEP 4:手のひらと指を丁寧にケア
手のひらと指には多くのツボや神経が集まっています。ここを刺激することで、全身の疲労回復につながります。
手のひら: 親指の腹や手のひらの付け根を使って、手のひら全体を強く、かつ心地よい圧で押していきます。

指の付け根と指先: 指の付け根を一本ずつ丁寧にもみほぐし、指先に向かって軽く引っ張ります。指の関節を回したり、指の間を指の腹で滑らせるようにマッサージするのも効果的です。