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足へのマッサージSTEP別解説【Tsubakiのマッサージ手順5】

  • 足先から足のつけ根までなでさする
  • ひざ裏から太ももにかけて圧を加える
  • 足裏からひざ裏まで軽く圧をかけてなでさする
  • 足裏全体をもみほぐす

STEP 1:全体を温めるエフルラージュ(撫でる手技)

まずは、足全体を温め、筋肉をリラックスさせることから始めます。

足首から太ももまで: 足首からふくらはぎ、太ももへと、手のひら全体でゆっくりとオイルを塗布しながら撫で上げます。このとき、心臓に向かって(足先から太もも付け根へ)リンパの流れを意識して行いましょう。

優しいタッチで: 強い力は入れず、優しく、滑らかに撫でるのがポイントです。これにより、クライアントの心身がリラックスし、次の手技を受け入れる準備が整います。この手技は、施術の導入だけでなく、各手技のつなぎとしても使用します。

STEP 2:ふくらはぎの筋肉をほぐすペトリサージュ(揉捏法)

ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血行を左右する重要な部位です。ここを丁寧にほぐすことで、全身の血行が改善されます。

両手で揉みほぐす: ふくらはぎの最も太い部分を両手でつかみ、ぞうきんを絞るように交互に揉みほぐします。筋肉を骨から引き離すイメージで行うと、より効果的です。

アキレス腱周り: アキレス腱とふくらはぎの境目を親指や指の腹で丁寧に揉みほぐします。この部分は硬くなりやすいので、特に時間をかけて行いましょう。

内側と外側: ふくらはぎの内側と外側も忘れずに揉みほぐします。全体を均等にケアすることで、バランスの取れた筋肉の状態を保ちます。

STEP 3:太ももの筋肉を解放するペトリサージュとフリクション

太ももの裏側(ハムストリング)は、座りっぱなしの生活で硬くなりやすい部位です。

全体を揉みほぐす: 太ももの筋肉を両手で大きくつかみ、左右に揺らしながら、またニーディング(こねる)ように揉みほぐします。特に、お尻と太ももの境目や、膝の裏側は入念に行いましょう。

フリクションで深部のコリにアプローチ: 頑固なコリがある場合は、親指や手のひらの付け根を使って、小さな円を描くように圧をかけながら揉みほぐす「フリクション」を取り入れます。

この手技は、筋肉の深部の癒着を剥がし、血行を改善するのに役立ちます。